
そのころ、神奈川県横須賀市では、林清輝が急傾斜地崩壊対策工事の現場に立っていた。
環境問題がクローズアップされている今、周辺環境や修景回復は脚光を浴びている事業の一つである。
横須賀は急傾斜地の宝庫でもある。
この現場の場合も、居住区内にある急傾斜地の崩壊対策として斜面を補強すると同時に外観も緑で覆うという自慢の技術が発揮されている。
「自然と向き合う、自然とともに生きる、そういう意味からも好きですね!この仕事がカタチになって残るというところに魅力を感じます。」
土木の仕事は、まず現場ありきだ!
机上の理論は得てして空論になる。
林もまた、現場から多くを学び、一人前の技術者への道を歩んでいる。
そんな林だからこそ仕事の成果が「表彰」となって実を結んでいる。



【問い合わせ先】

| アイビックは、フィールドワークの会社です。 設計、施工、監理、そのすべては現場から始まり、現場で終わります。ここでは、職人さんと呼ばれる実作業のプロを率いて指揮をとる男たちを追いました。 |
阿部賢吾は、8月の夏の太陽がギラギラと照っている現場で今日も汗を流していた。
ここは、アイビック静岡支店が総力を上げて受注した、今注目の落石防護柵リングネット工法の現場である。天竜川の水面をはしる風が汗ばんだ身体に心地良く感じる。
現場は、直径2mの巨岩が谷筋に点在し、これらの落石を防止する工事で、60度の急峻な斜面にモノレールとケーブルクレーンを設置し、人、資機材運搬は全てこれに頼らなければならない程困難な現場である。
ある夏の某所で・・・





ミーティングが済んだ今日も職人さん達が現場へと散っていく。阿部はその後姿を見つめながら今日一日の無事を願うのである。
着工から9ヶ月、やっと竣工までこぎつけたその現場に落石が発生し、見事、リングネットが落石を受け止めその実力を見せつけた。